まずはここまでおつき合い頂き、また、こんなあとがきまで目を通して頂き、ありがとうございます。
今年もこうして赤司くんのお誕生日を迎えることができて、私はとても幸せです。
好きなキャラの誕生日といえど、毎年、誰の誕生日も基本的にスルーしてきた私ですが、今回は一念発起して頑張ってみました。なぜかものすごく高まっている赤司くんへの熱。記念日もののお話を書くのは苦手だけど、あまりそういうことには縛られずにただひたすら赤司くんのお話をたくさん書いてみようかなと思い至ったのが、今年の10月くらいだったと思います。それからネタを出し始めて、1ヶ月ほどでここまで書くことができました。なんだ。私、やればできるじゃん。更新に偏りがあることは自覚しています。ごめんなさい。
表にも書きましたが、私自身、納得がいっているお話もあればいっていないものもあります。ですが、たとえ私が失敗したなと思っても、もしかしたらどなたかの心に引っかかってくれるかもしれない。そんな淡い期待を持ちつつ、書いたお話はボツにはせずすべてアップしました。少しでもお気に召すお話があれば、本当に本当に幸いです。
私自身、どうしてこんなに赤司くんが好きなんだろうと不思議になるくらい、本当に好きで好きでたまりません。赤司くんさえいてくれれば私の世界はまわります。逆に赤司くんがいてくれないと私はどんどんしぼんでいきます。ここまで私に影響を与えるキャラは翼さん(ホイッスル!)以来です。すごい。本当にすごい。赤司くんには自分がどれだけ私の感情をかき乱している存在なのか、自覚してもらいたいです。
短編8本+おまけ。書ききった感は満載ですが、相も変わらずタイトルがいい加減な状態で終わってしまったのは心残りであります。特にラストふたつ。内容とタイトルがほぼ合っていません。あの時は本当に時間がなくて、かなり焦りました。19日→20日の夜のうちに更新はしたい。でも明日もふつうに仕事……。ぱっと頭に浮かんだものをぱぱぱっと打ち込んだってかんじです。反省。今度からタイトルに困らないよう、常日頃、それっぽい言葉を考えてメモしてストックしとくようにしようと思いました。しかし、今現在、末実行でございます。
今回、すべてのお話(おまけは除く)で共通してる点がふたつあります。ひとつは“私”視点で呼び方が“赤司くん”に統一されているということ。特にこだわりがあってそうしたわけではないので悪しからずです。しかし、“私”視点、短編で時折書きますが、私は実は苦手かもしれない……と、今回思いました。あ、書くことが。です。読むのは好きです。そしてもうひとつは季節を秋か冬(もしくは季節感なし)で書くということ。これは単純に今の季節が冬だからです。私はどうやらお話に季節感を出すのが大好きなようで、お話の中に季節感がなかったとしても、必ず季節を設定してから書いています。今回は珍しく、季節を一切考えないで書くという初の試みもしてみました。難しかったです。いつもと違うことをやろうとするのは大変ですね。
では、長々と書いてきましたが、以下、それぞれのお話のあとがきも書いていこうと思います。かなり長いので、ご興味のある方のみどうぞ!(大したことは書いてありません)
●言えない訊けない(高校生)
一発目から抽象的でわかりづらいお話になってしまったなという自覚はあります。ごめんなさい。
赤司くんから受けるバスケの個人レッスン。なんておいしいシチュエーションなのでしょう。最初にそんなシーンを思い浮かべながら書き進めたような気がします。すみません。記憶が乏しいです。書いた順に掲載しているわけではないのですが、このお話は割と初期の方で書いてまして。当初はもっとほんわかしたお話を書くつもりでいました。が、いざ、書き終わってみたら少しもほんわかしていないし、何よりわかりづらい……。アウトライン書く意味あるのかな? と、たまに思います。でもアウトライン書かないとだいたい失敗する。
今回、赤司くんのセリフの中に「反対の手は添えるだけ」というものがあります。これ、どこかで聞いたことあるよと思った方、間違っていません。私もどこかで聞いたことあると思いながら、言葉を借りさせて頂きました。最近はフィクションでもノンフィクションでも高校生のバスケを追いかけるのが楽しくて仕方ありません。リアル高校生バスケについてはかなり詳しくなっている今日この頃。あ、でも、リアルではバスケ以外のスポーツもかなり追いかけております。最近、自分、気持ち悪いなって思います。いろいろ調べすぎていて……。
●朝のひと時(大人)
このお話が一番最初に書いたお話です。なんとなあく、ありふれた日常のお話が書きたくなって、朝から順に日常をたどっていったら、(当たり前だけど)一番最初に頭に浮かんだシーンでした。妄想は日常の中にあって欲しいので、普段からこういうお話を書いてみたいという気持ちはあるのですが、ありふれた日常ほど書くのが難しいです。そういうわけで、内容のわりには四苦八苦して書いたお話です。
朝、目が覚めたら赤司くんがそこにいた。と考えたら激しく悶えました。ベーコンエッグとか作って待っていてくれるんでしょ? 人生100回繰り返して体験したいですね。それから、赤司くんが淹れてくれるコーヒーは絶対おいしいと思っています。
●Shall we Climb?(高校生)
赤司くんと京都を観光するお話を書きたいとずっと思っていたので、今回チャレンジしてみました。思っていた通り、難しかったです。甘さも重みも出しづらくて……。
観光地として伏見稲荷大社を選んだのは、私自身が行ったことある場所且つ、私が好きだと思った場所だったからです。稲荷山も実際に登りました。朝の7時頃から早朝アタックをかましてきました。現地の方で日頃から登っていらっしゃるんだろうなという方たちとすれ違うたびに「おはようございまーす」とあいさつを交わしていました。もちろん、見ず知らずの方で、私も先方もおひとり様です。自分のコミュ力がアップしたような錯覚に囚われて楽しかったです。頂上もお話に書いた通り、「え、ここ?」みたいな場所で、私は通り過ぎてしまいそうになりました。「あれ、ここでいいんだよね?」と一ノ峰の文字を見ながら立ち尽くしていると、市川〇老蔵さん激似の方が「ここが頂上ですよ」と教えてくださいました。ちょうど京都で公演を行っている時期だったので、もしかしたら本当に海〇蔵さんだったのかもしれません。しかし、確かめようと思った時にはすでにそのお姿を見失っておりました。ちなみに稲荷山登頂の所要時間2時間は、案内板には書いてなかったような気がします。ホームページには書いてあったのでそちらを参考に書きました。
稲荷山、登ったことがない方はぜひ登ってみてください。そんなにたくさんの神社を訪れたことがあるわけではないのですが、私が訪れた神社の中では稲荷大社というか、稲荷山がダントツで現実離れした不思議な空気漂う空間でした。おススメです。
赤司くんと関係ないことをたくさん書いてしまいました。だめですね。自分の好きなこととなると、見境なく書いたり話したりしてしまいます。
●黄金色の道で(大人)
タイトルの読み方は「こがねいろ」です。「おうごんいろ」だと一気に神々しさが増してしまう気がします。
こちらは、最初のネタ出しのメモで「赤司くんから同棲の話を持ち掛けられる→一緒に部屋を探しにいく」というものでした。そこから大した捻りなく書きました。
季節は秋と決めていたので、そこから浮かび上がった場所が銀杏並木でした。さらに落ち葉舞う。冷たい風(木枯らし)吹き付ける寒い日。を連想して書き上げました。ネタ出しの段階でプロポーズされるお話もピックアップしていたので、最初はどちらかに絞って書くつもりでした。しかし選ぶに選べない……。どっちのシチュエーションも捨てがたい。ええい。それならどっちも書いてしまえ! という次第で生まれたお話です。
大好きな赤司くんとこれから一緒に暮らすための準備をしていく。想像しただけでドキドキしてしまいます。二人で不動産屋さんの前で、ああでもない。こうでもないと、肩を寄せ合いながら話していたら最高ですね。
●日常の中の非日常(大人)
ベタな展開ですが、赤司くんが小さな男の子に嫉妬するお話を書いてみたかったのです。もう少し赤司くんがむすっとした感じが出せたらよかったなと反省しております。書くことそのものに時間がかからなかったとしても、短編は短編である意味、長編より書くのが難しいと思っています。
赤司くんは自分の子供にさえ嫉妬するくらい、ヒロインのことを大好きでいて欲しいです。えぇ、そうです。単なる私の願望です。赤司くんにはとことん深く愛されていたい。もちろん、その100倍くらいの愛を返すつもりですが。
●増えていくもの(大人)
ヒロインがキャラの誕生日をお祝いするお話はたくさんありますが、ヒロインがお祝いされるお話というのはあまり見かけないなと思っていました。それならば書いてしまおうと思ったのがこのお話の生まれた経緯です。
朝のひと時でも同じようなシーンを書いてますが、赤司くんが料理をする描写があります。普段、赤司くんは何でもできちゃうと思ってますが、料理の腕前くらいは人並みであって欲しいなと思っています。
●光と静寂の中で(大人)
ただひたすら、自分の願望を詰め込んだだけのお話。以前、日記にも書きましたが、私の中で桜木町は赤司くんのイメージが強いです。10月に黒バスの映画を観に桜木町へ行った時、次は12月に来るんだよな。冬だな。コート着てマフラーぐるぐるに巻いて、赤司くんと手を繋ぎながら汽車道を歩きたい。そう思いました。……そうだ。これ、赤司くんの誕生日にお話にして上げよう。これがこのお話を書こうと思い至った経緯です。
赤司くんの誕生日当日でもよかったんですけど、赤司くんは自分の誕生日にプロポーズはしないと思い、それならクリスマスにしてしまおうではないかと思いました。ちょうど今年はクリスマスが三連休ですからね。
私自身、ものすごくドキドキしながら書きました。二次元に行けるのなら生きるのやめてもいい……ってくらいの本気の願望です。私としては、珍しい記念日ものです。実はクリスマスやバレンタインというイベントのお話を一度も書いたことがありません。それだけに楽しかったです。少しでもこの願望を読んでくださった方と共有できたのなら、私は幸せです。
●for you(高校生)
最後に賛否が分かれそうなお話を持ってきてごめんなさい。どうしてこんな歪んだものになってしまったのか、私にもよくわかりません。僕司くんのお話をちゃんと書いてみたいと思ってはいました。それから記念日ものは書かないと言いつつも、短編をたくさん書くならひとつくらい「おめでとう」と伝えるお話を書いてもいいかなとも思っていました。その結果がこれです。僕司くんのお話を書きたいと思っても、僕司くんである期間っていうほど長くないんですよね。さらに高校生に限定するとすごく限られてしまいますし。今回は僕司くんの言動にヒロインはかなり困惑していますが、この約1週間後には俺司くんに戻るので、ヒロインはさらに困惑することになるのでしょう。
●いつかかたちにしたいもの(おまけ)
「いつかかたちにしたいもの」これはタイトルではなく、私の目標という名の願望です。本編にもごちゃごちゃ書いてますが、いつか原作沿いのお話を掲載できたらいいなーという思いから、気が向いた時にちまちまと書き溜めているものの一部です。というか、いっちばんはじめに書いたものです。私が赤司くんを好きすぎて、私なりの出逢いから伴侶にいたるまでの壮大なストーリーを原作に沿って書いてみたい……という限りなく自己満足に近い願望を持って書いています。しかし壮大すぎてまるで終わりが見えてこない。そのうち、私のUSBメモリの中で永遠に眠ることになりそうだったので、これを機に一話だけ上げてみることにしました。本当に頭の部分しかないので、少しも楽しくないかもしれませんが、わずかでも楽しんで頂けたら幸いです。
以上になります。12月中にあとがきまでしっかり書き終えるつもりでいたのに、気づけば年が明けています。そしてすでに赤たん2017へのカウントダウンが始まっています笑
完全に私の理想として創り上げられた赤司くんではあるけれど、いつもいつも赤司くんは私の支えになってくれています。そう……例えば残業で帰りが遅くなる日も、「赤司くんには定時なんて概念はないはずだ。赤司くんが日夜頑張っているというのに、私が音を上げてどうするんだ……!」と自分を叱咤激励しております。オタクって、何でも都合よく捉えられるから便利ですよね。そして家に帰ってきたら、ちょうど赤司くんも帰ってきたところで、二人でホットココアを飲んで一息つく。みたいな。あ、冬の妄想です。
よし! 私は明日も頑張れそうです笑
それでは、本当に本当にありがとうございました!
2016.12.20 アップ
2017.01.吉日 修正
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